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【概要】

■2017-2019(for2020)中期経営計画の進捗
・FY17は増収、利益前年並みだが課題事業は明確
・FY18は好調事業の継続的拡大と課題事業の立て直しを完遂し、FY19に飛躍を実現。17-19中計の売上、事業利益は1年遅れで達成する
・FY18の事業利益は対前年+5%の増益を見込む。原燃料で▲82億円の影響あり、+57億円をコストダウン等で創出。事業の利益成長は、課題事業の改善を含み+90億円の見込み
・FY18は前年のアメリカ等の税制改正影響の反動あるも、当期利益は増益を見込む
・動物栄養コモディティ製品の自社生産の具体的削減計画を取締役会決議。2018年3月期、減損損失74億円、その他の構造改革費用7億円(合計81億円)を計上


■成長戦略および構造改革
▽成長戦略:食品事業/日本調味料・加工食品
主要ブランドでの新たな食シーンの創造による安定した売上、利益成長

▽成長戦略:食品事業/日本冷凍食品
コアカテゴリーの安定成長と食生活の変化をとらえた新しい冷凍食品カテゴリー創造への挑戦

▽成長戦略:食品事業/海外調味料
Specialtyに裏打ちされた「世界一の調味料」確立
持続的シェア拡大とメニュー用調味料の需要創造

▽成長戦略:食品事業/海外冷凍食品(北米)
品質とおいしさ向上を基本にしたSpecialty製品による顕著な成長。
<アジアン><アペタイザー><メキシカン>への戦略集中と成長を支える安定生産の早期確立。

▽成長戦略:食品事業/缶コーヒー「Birdy(R) 」(タイ)
品質とおいしさ向上を基本とするロイヤルユーザー向けの価値訴求戦略に集中した収益基盤の安定化

▽成長戦略:食品事業/コーヒー類
全体市場は横ばい。パーソナル市場、アウトホーム(業務用)が伸長。両市場への戦略の集中を図る

▽成長戦略:アミノサイエンス事業/ヘルスケア
低分子原薬から高分子のオリゴ核酸、ADCまで、継続した投資により高収益なCDMO事業を構築、グループ各社OneTeamによる顧客サービス体制を強化
健康素材を機能性表示食品や、様々な食品素材として提供、展開地域も拡大(北米)

▽構造改革:動物栄養
リジン・スレオニンのOEM化
スペシャリティ比率の拡大を目指す

■2019年3月期財務戦略
2017-2019中期経営計画の方針に基づき、事業戦略の実現に向け、キャッシュフロー創出力、投資を強化し、安定的な株主還元を実現する
株主還元水準の向上および資本効率の改善を目的とし、自己株式取得実施を決定