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【概要】

■2020年3月期業績予想および次期中期経営計画に向けて

▼2019年3月期決算概要
▽売上高:11,274億円(増収)
・ヘルスケア(製薬カスタムサービス、医薬・食品用アミノ酸)事業の大幅増収。
・海外食品(調味料・加工食品、冷凍食品)事業の増収。
▽事業利益:926億円(減益)
・日本食品(冷凍食品、コーヒー類)は競争激化に伴う売上減少で大幅減益。
・海外冷凍食品はコスト増により減益。
・プロマシドール・ホールディングス社(PH社)商標権に係る減損32億円計上。
▽親会社の所有者に帰属する当期利益:296億円(減益)
・味の素フーズ・ノースアメリカ社、PH社、イスタンブール味の素食品社の減損312億円計上。

▼2020年3月期業績予想および経営方針、計画
17-19中計で掲げた20年度の構造目標(事業利益率10%、ROE10%~)の次期中計での達成を目指し、アセットライト化の推進(イノベーション創出のための集中と重点化)ならびにIoT、AI 等の活用を含めたデジタルトランスフォーメーション(DX)を行う。
▽事業部
・グローバルトップ3カテゴリーとなりうる領域への集中による成長力の向上。
・20-22中計に向けた土台作りとして、アセットライト化を可能な限り前倒しで着手。
▽本社機能
・コーポレートブランド価値向上、「先進的働き方」推進等の全社施策を遂行
・既存業務の高度化、共通化、集約化、標準化、自動化、業務再編の6つの切り口で経費適正化を推進。(20年度対売上高比2.5%目標)
▽業績予想
・売上高:11,710億円
・事業利益:970億円
・親会社の所有者に帰属する当期利益:500億円

▼次期中期経営計画に向けて
アセットライト化とDXを通じ、競争力を高め持続的な成長へ
▽アセットライトの施策
・リソースアロケーション
ーグループ現預金の還流による借入金返済
-政策保有株式の売却
-機能子会社の再編
-JV見直し
・事業資産圧縮
ーグローバル冷凍食品の再編等