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【概要】

アライドテレシスHDが8月12日に発表した2013年12月期中間決算は、国内販売が低調となったものの、円安進行により海外売上の円換算額が増加し、連結売上高は125億円と前年同期とほぼ同水準となった。為替変動の影響から海外経費がかさみ営業利益の赤字幅は拡大したが、約13億円の為替差益が発生し、経常損益、純損益は計画に比べ赤字幅が減少した。下期は国内の景気回復を追い風として、ソリューションビジネスの案件増加や付加価値サービスの拡充を目論み、当初売上計画である330億円に継続してチャレンジする姿勢をあらためて明確にした。具体的には国内においては営業体制の変更による販売力の強化を図り、既に前年7月比で下期は25%以上の受注見込み増がある。また海外市場では、中南米など新興市場や、中東への地域拡大により、具体的に交渉が進捗、大きなビジネスの受注を見込んでいる。最も期待されるアジア市場では、公共交通機関や自治体などへのサービス提供を進め、特にタイバンコク都庁に提供するIPカメラ交通監視システムをモデルケースとして同様なサービス受注拡大を図り、前年比55%以上の売上を見込む。同社サービスを支える最新技術動向としてネットワークの仮想化を支えるユニファイドシステムについても木村代表取締役は説明会最後に詳細に説明している。