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【概要】

アライドテレシスHDが8月12日に発表した2014年12月期中間決算は、米国において縮小した公共予算が復活した影響により4月~6月の売上が大幅に増加、また国内においても企業業績の改善によりIT設備投資が増加し、製造業への売上が伸長した。この結果、売上は前年同期比10.8%増の139億円、またソリューション販売が好調に推移し売上総利益率が上昇、営業損失は改善した。一方経常利益は前期末に比べ6月末は円高となり為替差損を計上、この影響から悪化した。木村代表取締役は通期の業績について地域別に詳細に語り、国内では教育分野の政府予算増加により教育分野のIT化による売上増を、また米州においても引き続き政府予算の復活による売上増を見込むとともに中南米における新規顧客開拓と営業強化の成果が表れ始めていることを報告。アジアにおいても、日系企業向けのダイレクト営業強化の成果が表れてきており、ODA案件でも引き合いが出てきている模様。また新興市場を中心に監視カメラソリューションの大型案件が増加し、木村代表取締役は今期中での大きな成果に期待している胸中を明かした。