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【概要】

あすか製薬が5月22日に発表した2014年3月期決算は、当初の予想を超える長期収載品の売上減少の影響から、売上は前期比3.6%減の395億円、営業利益は前期比32.5%減の7.1億円となった。特に内科領域の主力商品「セルタッチ」「アルタット」の落ち込みが全体業績にも大きく響いた。今期も中期計画「ASKA PLAN 2015」の方針に基づき、重点3領域である内科・産婦人科・泌尿器科に資源を集中し、競争力あるスペシャリティーファーマーの基盤を育成するスタンスを継続する模様。次期新製品の開発促進においては、臨床開発体制の強化を図っており、ジェネリック事業の拡大においては、「あすかActavis製薬」と共同でジェネリック医薬品市場への浸透と製品開発を進めグループ事業活動の確立へと、具体的な目標に向けた取組みを開始。また武田薬品とのオーソライズドジェネリック分野での協業契約を交わし、カンデサルタン錠「あすか」の6月薬価収載に向けての薬価申請中。山口社長は今期の売上予想を430億円とし、再度400億円の大台超えを目指す姿勢を示した。