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【概要】

フロンティア不動産投資法人が8月14日に発表した第20期決算は、新規2物件の取得とイオン秦野ショッピングセンターの2回目の持分売却による譲渡益もあり、営業収益・当期純利益・分配金ともに過去最高となった。営業収益は同法人初の100億円超となる前期比6.7億円増の106.3億円、営業利益は6.2億円増の57.4億円と、ポートフォリオの安定性を示す結果となり、一口当たり分配金は12期連続9,000円以上となる前期比806円増の10,211円を実現。田中社長は、外部環境について不動産売買市場はやや過熱気味との見方を示すとともに、外部成長戦略としてスポンサーのパイプラインをフル活用しつつ、適切な価格での物件取得を中心とした選別投資を行う方針を示し、既存ポートフォリオについては長期固定賃料契約の物件が多く収益基盤は安定しているものの、物件の競争力維持・向上に資するリニューアル等によるポートフォリオの強化を図るとした。田中社長は21期の見通しについても触れ、イオン秦野の持分段階売却による売却益の減少や賃料収入の減少はあるものの、9,000円以上の安定分配金水準は継続し、一口当たり分配金予想を9,400円とした。

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