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【概要】

◎決算概要と業績予想
・営業収益は20.1億円(前期比+4百万円)、営業利益は11.0億円(前期比-86百万円)
・1口当たり分配金は、3,320円(前期比-323円)
・資産運用報酬の増加等により前期比減益となるも、1口当たり分配金は当初予想を上回る金額を実現
・スポンサーサポートを活用した新たなパイプラインの積み上げにより、2019年9月100憶円から2020年3月130億円に拡充
・本投資法人初の投資法人債(ソーシャルボンド)を額面20億円発行
・三井住友銀行を中心としたバンクフォーメーションを構築し、LTVは50%前後を目途に運営
・ESGへの取組みとして、インパクトレポートを通じて、医療・介護業界の現状と課題解決への取組みを情報発信
・第11期は営業収益は微増を予想する一方、固都税の費用化等により前期比減益を見込む
・第11期の営業収益は20.1億円(前期比微増)、営業利益は10.4億円(前期比微減)を予想
・1口当たり分配金は、3,150円(前期比-170円)を予想
・第12期の営業収益は20.1億円(前期比変わらず)、営業利益は10.3億円(前期比微減)を予想

◎ポートフォリオ運用状況
・保有物件数:35物件、取得価格合計:648億円、鑑定評価額合計:704億円、平均鑑定NOI利回り:5.6%
・平均築年数:15.3年 (+0.5年)、賃貸借契約平均残存年数:14.2年 (-0.5年)、固定賃料比率:100%(変わらず)、稼働率:100% (+0.1%)
・全国展開している業界大手を含む、オペレーター12社が運営するヘルスケア施設を保有
・運営状況や財務状況等に加え、オペレーターの虐待等防止策や安全管理体制についても、定期的にモニタリング
・底地の買取り(ベルジ武尊)(2020年4月取得予定)、当物件の底地をオペレーターより取得し、完全所有権化
・新規テナントの誘致(SOMPOケア ラヴィーレ浜川崎)、当物件の1階にクリニックを誘致、稼働率は100%を回復
・ICTを活用したシステム(EGAO link)導入に伴う賃料増額(アズハイム光が丘)、減価償却費相当分を、従来の賃料に上乗せ

◎投資主価値向上への取組み
・本投資法人は中期的に1,000億円の資産規模を展望、上場来の継続的な物件取得により、資産規模は約2.7倍の648億円へと拡大
▽パイプラインの拡充
・スポンサーの他、オペレーターやデベロッパー、オーナー等とのネットワークを通じて、情報ルート及び物件取得手法の拡大・強化を図る
・幅広いネットワークや多様な機能を活用した「集まる仕組み」を強化し、パイプラインの更なる拡充に注力

▽開発案件への取組み
・業界におけるネットワークと多様な機能を活用して、開発案件への取組みを推進

▽病院不動産取得への取組み事例(シップ千里ビルディング(千里中央病院))
・病院と有料老人ホームを合築した、大規模な複合型ヘルスケア施設
・シップヘルスケアグループが開発し、建物全体を一括してマスターリース
・主要テナントの千里中央病院は、主として亜急性期・慢性期医療を担う病院として、本物件の竣工(2008年)に合わせて開業
・本投資法人がスポンサーのウェアハウジング機能を活用して取得済

▽ESGへの取組み
・本投資法人と資産運用会社は、ESG(環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance))に配慮した資産運用を実践し、投資理念の実現と中長期的な投資主価値の向上を目指す
・オペレーター・病院関係者、スポンサー、役職員など社内外の様々なステークホルダーと協働して推進
<環境負荷の低減(E)への取組み>
・補助金を活用した空調等の高効率化改修工事
<社会的課題の解消(S)に向けた取組み>
・障がい者向け就労支援施設を新設 - 職員用託児所跡地の有効活用
・ICTシステムの導入によるオペレーターの介護業務効率化支援 -「EGAO link」の導入
<ガバナンス態勢の構築(G)>
・「お客さま本位委員会」による取組み - 投資主やオペレーターの声を、投資法人の運営に反映すべく全社共有するほか、お客さまの視点で日常業務の振り返りや新たな取組みを検討
<投資家等のステークホルダーに対する情報開示>
・インパクトレポートを通じた定期的な情報発信(毎年12月発行)
・運用状況報告会の開催
・英文開示資料の充実化

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