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【概要】

◎金融危機を受けたCCP規制整備への国際的な潮流
・リーマンブラザーズ破綻(2008年)
・市場規模(想定元本:600兆ドル)に見合った十分なリスク管理インフラが整備されていなかったことが、金融危機の一因
・2009年G20ピッツバーグ・サミット ⇒「遅くとも2012年末までに、標準化された全てのOTCデリバティブ契約は、CCPを通じて 決済されるべき。」
・2012年以降 国際監督当局によるCCP等に関する国際基準(FMI原則)の策定へ

◎国際的なCCP利用の拡大
・各国におけるOTCデリバティブ清算集中義務の導入
・非清算のOTCデリバティブ取引に対するマージン規制の導入
・バーゼル規制の影響による非清算から清算取引へのシフト
・結果、OTCデリバティブをはじめ、国際的にCCPで取引清算する動きが拡大

◎CCPに対する規制強化の動き
・FMI原則に対する追加ガイダンス策定
・各国・地域にて、外国CCPに対して自国法規制に基づく免許を求める動きが拡大

◎JSCCの主な取組み
・国際基準に基づく情報開示
・FMI追加ガイダンスに基づく財務資源の手当て
・FMI原則追加ガイダンスに基づくリスク管理・ガバナンスの更なる整備
・清算参加者の所在国・地域における免許取得