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【概要】

森トラスト総合リート投資法人が5月15日に発表した第24期(2014年3月期)決算は、前期に取得した「渋谷フラッグ」が通期で収益に貢献し、また支払利息の減少等もあり経常利益は前期比で5.4%増加。分配金については予想数値を上回る結果となった。 第25期(2014年9月期)分配金予想は3,480円、第26期(2015年3月期)分配金予想は3,480円と発表した。(2014年4⽉1⽇付で投資⼝分割(5分割)を実施) 堀野社長は、当面の課題として主要テナントの退去または退去が予定されている3物件を挙げたが、いずれも立地を重視して取得した物件であり再開発バリューを見込めることを強調。今後については、森トラストと一体となって対応を検討。具体的には、テナントリーシング、売却の両面での検討を時間軸を睨みながら実施する方針。 堀野社長は、不動産環境についての見通しについても言及。賃貸マーケットは全体的にはまだ賃料上昇が表出していないものの今後上昇可能性は高いと予想、また不動産投資マーケットは過熱感があり冷静な姿勢が必要とし、同法人の対応戦略を明らかにした。