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【概要】

PALTEKが8月9日に発表した2013年12月期中間決算は、前期から推し進めた収益構造改善の各施策が功を奏し、大幅な収益の拡大に転じた。前期1.8億円の赤字であった営業利益は、一気に4.4億円の黒字に転じた。売上も16%伸び76億円に達した。主力の半導体事業については、すべての商材で売上を伸ばし、産業機器、通信機器ともに好調に推移、昨年から売上を伸ばし始めたデザインサービス事業も医療機器向けが堅調に推移し、利益面でも大きく貢献した。また施策のひとつとして進めてきた損益分岐点引き下げに伴うコスト削減も順調に進展し、業績の下支え効果が出てきている。下期の業績見通しについては市場環境の緩やかな回復基調を追い風として、引き続き堅調な推移を見込んでおり、矢吹社長は7月24日に発表した上方修正計画達成に向けて具体的な戦略を掲げ、引き続き収益向上の取り組みを推進することを誓った。