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【概要】

PALTEKが8月6日に発表した2014年12月期中間決算は、売上は前年同期比53.6%増の116億円、営業利益は6.2%減の4.1億円となった。 特に半導体事業の産業機器向け製品の売上が大幅に伸び、全体売上の押し上げに貢献した。一方利益面では、前期の急激な円安進行により大きくプラスの影響を受けたが、今期は為替の影響がほとんどないため、そのギャップの2.8億円がマイナス影響となっている。 しかし、営業利益は27百万円減(△6.2%)と若干の減少にとどまっている。また、今後の収益向上への取り組みについて矢吹社長が詳細に説明。半導体事業の中核製品FPGAは上期から通信機器や医療機器などへ拡販を推進、第2の柱となる4つの注力製品も産業機器などを中心に成果が顕著に表れ出した。また、成長市場への注力としてセンサービジネスを譲り受け、新会社「テクノロジー・イノベーション」を設立、強化・拡大に取り組む姿勢を明らかにした。