PALTEKが2月12日に発表した2014年12月期決算は、売上は前期比31.5%増の231億円、営業利益は30.5%増の10億円となった。半導体事業の産業機器・通信機器向け製品の売上が大幅に伸び、好業績に大きく寄与した。2013年から収益構造改善に向けた6つの施策を推進、特に「注力商材の見極め」「収益性の向上」「固定費の軽減」の3本柱の施策で成果が表れてきた。矢吹社長は半導体事業について安定的に収益を確保する事業を目指すために具体的な施策を説明。特に半導体事業の中核製品FPGAをベースに付加価値提案を実施していくこと、顧客拡大にも注力することなどを語った。また、第2の柱となる製品群も順調に育っており、産業分野を中心に売上は前期比倍増近い水準となってきたと説明した。収益性の高いデザインサービス事業においては、医療機器向けが堅調に推移しており、自社製品の開発にも力を入れていることなども語った。
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