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【概要】

◎決算概要
・売上は前年同期比5.4%増の800.6億円、営業利益は107.7%増の45.4億円
・中間配当金:基準日2019年9月30日 一株当たり配当額28.50円 配当金総額17.3億円
・株主還元総額33.6億円
・基盤の国内インテリア事業の収益力回復
・前中計からの施策実行により大幅に増加してきた販管費は小幅増に
・一方、仕入れコスト・輸送費の上昇・物流設備更新等ここ数年のコストアップ転嫁のため、昨年度実行した商品値上げ浸透により総利益増、営業利益前期比大幅増
▽インテリアセグメント
・新基幹システムによる費用増、値上げ受入れによる物流費増
・売上増に伴う販売奨励金増、利益増に伴う業績連動賞与増
<壁総菜の状況>
・値上げ浸透による売上総利益増
・昨年度混乱により低迷した中級品の数量回復。一方、量産(廉価品)は依然回復途上
<床材の状況>
・オフィス・ホテルの新築・改装市場の活況の中、新商品を中心にカーペットタイル伸長
・商業・賃貸住宅にてフロアタイル伸長
・非住宅用長尺シートも堅調に推移
・川上営業体制強化も奏功
<ファブリックの状況>
・価格政策の変更:販売掛率の見直し・統一
・商品力強化 Simple Order:低価格・ワンプライスによる使いやすさ
STRINGS ・AC:市場起点のデザイン
・販売力強化 2017年:カーテン専門販売「サンゲツヴォーヌ設立」
 2019年:EC事業「WARDROBE sangetsu」スタート
▽エクステリアセグメント
・自然災害復旧工事の継続と既存ブロック塀などの新規改修工事の増加
・利益率の高い施工の受注増による収益向上
・増税前の駆け込み需要増(住宅リフォーム)
▽海外セグメント
<Koroseal社/米国・カナダ>
・フルサービスホテル新築市場の低迷による売上減
・デザインライセンスに関する係争和解費用計上による営業利益減
<山月堂(上海) /中国>
・大型マンション向けの壁紙取引減を、中国顧客向け小口取引増によりカバー
<Goodrich社  /中国・東南アジア>
・主要市場であるホテル市場低迷による売上減も、前年のマイナス特殊要因がなくなり前期比増

◎中期経営計画(2017-2019)「PLG 2019」取組み状況と課題
▽機能強化
・新基幹システム・BPO導入による受注業務の効率化により社員関与率大幅削減
・従来支社ごとにセントラル化していた営業推進(バックオフィス)を脱セントラル化、営業各課と統合。新営業体制に
・それに伴い、営業の個人主体よりチーム制強化へ
・中国四国支社:事務所・ショールームを岡山から広島市中心街に移転(7月)
・ロジスティクス/持続性・効率化・拡張可能性に配慮した拠点配置。今後、関西LCの拠点見直しをモデルケースとして、長期的なサービスの維持向上のための設備の自動化・システム化を実行する
・ロジスティクス/関西LC2カ所に分散・老朽化・狭小→新設・統合決定→庫内作業の省人化
・ロジスティクス/新関西ロジスティクスセンター:物流設備内の商品搬送、カット等加工の機械化を検討中。西日本を中心とした基幹物流拠点として2021年1月稼働を目指す
・路線便に頼らない自社配送体制の構築、各地域の特性にあわせた体制整備(共同配送・デポ拠点の新設・運搬車両の見直し)
▽海外セグメントの取組み
<米国 KOROSEAL 社>
・抜本的見直し・改善策を実行中
・7月1日 新CEO就任
・壁紙生産設備 新2ラインの生産開始(11月+1月)
・自前デザイナーの拡充(増員・強化
) ・商品見直し(全商品)、短期+中長期計画
・営業力強化(増員・入換)
・Branding(Korosealブランドの前面化)
<中国・東南アジア>
・中国・東南アジアでの事業体制の見直し
・中国:山月堂(上海)社員のGoodrich Chinaへの転籍、兼任
・東南アジア:商品開発担当はじめ幹部社員の若返り
 小口取引での販売拡大のための在庫商品を拡充
・商品:新見本帳の発売、マナー統一によるブランディング促進
 地域特性(デザイン・関税)に応じた商品構成見直し(サンゲツ仕入先の活用)
<ESG/CSR>
・コーポレートガバナンスの透明性の維持・向上
・株主総会  業務執行取締役2名+監査等委員取締役5名の選任
・個人株主さま向け 会社説明会実施(東京)
   ・機関投資家さま向け 東京ロジセンター見学会 
◎2020年3月期 通期見通し
・売上高 1,630億円  進捗率49.1%
・営業利益 80億円 進捗率56.8%
・当期純利益 57億円 進捗率63.8%

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