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【概要】

◎決算のポイント
・売上は前期比12.9%増の459.9億円、営業利益は11.2%増の112.7億円
・大幅な増収増益で売上高、利益とも過去最高額を記録
・国内外で、『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』を中心としたゲーム化権が好調
・中国向け大口映像配信権の販売が好調に推移

◎セグメント別分析
・映像制作・販売事業は、「劇場アニメ」が、前年同期にあった 「ONE PIECE FILM GOLD」のヒットに相当するものなく大幅減収。「海外映像」は、中国向け大口映像配信権の販売本数が増加したことから、大幅な増収
・版権事業は、「国内版権」がアプリゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が前期より更に好調に稼動したことから大幅な増収。「海外版権」も全世界でアプリゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』』が好調に稼動したことに加え、「ワンピース」のアプリゲームに関する契約が複数あったことから、大幅な増収
・商品販売事業は、『プリキュアプリティストア』等のショップ事業が好調だったものの、前年同期にあった「ONE PIECE FILM GOLD」のタイアップ・キャンペーンに相当するものがなく、大幅な減収
・その他事業は、前年同期にあった「聖闘士星矢」の催事関連に相当するものがなかったことに加え、「ワンピース」が前年同期に比べ軟調に推移したことから、大幅な減収

◎主要作品の国内版権事業の状況
・アプリゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』は前期より更に好調に稼動
・2大タイトルの比重拡大、アプリゲーム化権への依存が拡大

◎海外映像事業の状況
・中国向け大口映像配信権の販売が好調
・期首の想定より為替が円安に推移し、収益に寄与

◎海外版権事業の状況
・全世界でアプリゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が好調
・「ワンピース」のアプリゲームに関する複数の契約を計上

◎2019年3月期業績予想(連結)
・売上は前期比13%減の400億円、営業利益は20.2%減の90億円を予想
・国内版権・海外版権とも、17年3月期実績並を予想
・「ワンピース」のゲーム化権MGの反動減見込み
・販管費は、人件費の上昇や、新スタジオの稼動費用等により、増加見込み

◎中長期の成長に向けた取り組み
・ポートフォリオ(地域×作品×ビジネス)戦略に基づく多彩な企画作品の準備
・新たな取引先の拡大と新たな事業開発による新規二次利用の開拓
・適切な製作原価管理に向けた取り組み
・市場環境を捉え、新たなビジネススキームを推進するための体制構築

◎配当について
・2018年3月期は、1株あたり普通配当145円を予定
・2019年3月期は、1株あたり 連結業績に応じ配当性向25%程度を予想