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【概要】

トプコンが4月25日に発表した2014年3月期決算は、ポジショニング、スマートインフラ、アイケアの3カンパニー全てにおいて増収増益となり、全社ベースで売上は過去最高となる前年度比120%の1,166億円を達成。また経常利益も前年度比330%の113億円に達した。また、これまで発表してきた会社目標公表数値もすべてクリア。一昨年から構造改革に取り組み、平野社長就任後の昨年から成長戦略に軸足を移した結果、業績の大幅な伸長を実現した。具体的には建機へのポジショニング製品OEM事業の売上が3年で9倍に、農機へのポジショニング製品のOEM事業の売上が3年で2.4倍に、今年1月に発売したスマートインフラ製品「杭ナビ LN-100」がわずか2カ月で1,000台を超える販売を実現、またアイケア製品である眼底像撮影装置「3D OCT-1 Maestro」の売上が前年度比180%のヒットと各カンパニーで破壊的戦略商品が貢献、海外の全地域でも販売が伸長。全社的にバランスの良い業績進捗が見られた。平野社長は2015年度ROE20%突破を目標とした中期計画の方針として「成長戦略の加速」を改めて掲げ、具体的内容にも言及、「独創的な発想で利益ある持続的成長を実現しグローバルトップを目指す」姿勢を力強く示した。