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【概要】

トーセイが1月14日に発表した2013年11月期決算は、現在好調な不動産マーケットに対して前期から回復を見込んだ投資を行ってきた成果が大きく実り、売上は前年比45%増の350億円、営業利益も37%増の39億円と大幅な増収増益を達成。特に不動産流動化事業、不動産開発事業においての好調な業績が貢献。不動産流動化事業は、環境好転により収益不動産の流動性が高まって販売が好調なため、1棟販売で80億円の売上を計上。不動産開発事業では注力した戸建物件の伸びが顕著となった。3月に国内不動産業界で初の上場となったシンガポール取引所(SGX)では、新株を260万株発行、19億円強の資金調達を果たし、平野専務は調達資金のうち既に11億円以上を事業投資していることも明らかにした。中期計画の最終年となる今期については総仕上げとして、不動産流動化事業の大幅な拡大と前期に引き増収増益を目指す。山口社長は、新ファンド組成に向けたシード物件の取得、プレリート組成を模索するとともに、今期仕入500億円を想定、その戦略を詳細に語った。また増配の意向も示した。