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【概要】

トーセイが7月4日に発表した第2四半期決算は、不動産の仕入額が半期で前年度の通期仕入実績を上回る水準を達成、極めて順調な仕入進捗状況に伴い、不動産賃貸事業において賃料収入が大幅に増加した。主力事業である不動産流動化事業、不動産開発事業も計画通りに推移。この結果、売上は前期比-11.4%の204億円、営業利益は前期-10.2%の24億円となった。前期は1Qに大型物件を売却した影響で上半期の売上・利益が多く、上半期比較では前期比減となっているが今期は当初から各期の偏りが少ない計画を見込んでおり、売上、利益ともに通期計画に対して概ね1/2を達成し、順調に通期計画に向かって進捗している。山口社長は、事業環境の良さを認識し、特に10億~50億円の物件を中心に投資用物件の仕入れ拡大を続けていくとともに、エンドユーザー向けには建築費高騰の影響少ない戸建開発を中心に注力する姿勢を示した。また、グローバル展開も着実に進めており、マレーシアの物件への投資方針を初弾案件として決めたことを明らかにした。